母との確執を乗り越えた娘として、その先に見えた感謝の思いとは

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わたしは娘として生まれて、ずっと母との関係で悩んできました。きっと同じ思いを抱えている人は多いのではないでしょうか。

家族の問題って、なかなか人には言えませんね。せっかくここまで育ててくれたのに、こんなこと言うなんて親に申し訳ない。自分が感じていたことを人に伝えるなんて、自分の弱みをさらすようで嫌だ。

そんな気持ちになるんだと思います。

わたしは母との関係に限界が来て、中学生の時、不登校になりました。そこで、あらゆる本を読みました。そして、考えました。

その結果、母を許そうと思えたんです。

なぜ、そんな風に思えたのか。

わたしもこういったことを書くと、今も傷がズキズキします。母に対して、こんなことを書いてしまっていいのか、罪悪感にも駆られます。

けれど、同じ痛みを抱えている人に読んでほしい。つらくてつらくてどうしようもなかったけど、私はこんな風にして乗り越えてきた。その経験を読んで、つらい気持ちを抱えている人の気持ちが少しでも和らいでくれればいい。

そんな思いで、自分のすべてをさらけ出す勇気を出して、今回の記事を書きます。

母に対して複雑な思いを抱いていた

こんな記事を書いたように、私は母に複雑な思いを抱えて生きてきました。

夫婦仲の悪い家庭で育った私が、結婚して子どもを持った今思うこと

2017.04.06

家の中に安らぐ場所がなかったこと。

苦しい発作の時に助けてもらえなかったこと。

このことが続いて、恨みに近い気持ちを抱いていたあの頃。

耐えきれず、中学生の時に不登校になった

中学生の時、ふとしたきっかけで人が怖くて怖くて、たまらなくなりました。

学校に行けなくなったのです。

みんなが私の悪口を言っている。怖くて怖くて、たまらなかった。トイレに閉じこもって動けなくなりました。その日はたしか誰とすれ違うともなく、家に帰宅しました。家に帰宅したら、自分の部屋の雨戸を全て閉めました。

真っ暗な暗闇の中、私は布団にうずくまって泣くだけ。

翌日、登校するフリをして、母がパートに出ていったのを見計らって帰宅。また雨戸を全て閉めて、閉じこもる日々。

完全に学校に行けなくなってしまいました。

わたしはひたすら、白紙の用紙に、母に対する恨みの気持ちを書き殴っては捨て、書き殴っては捨ていたのを記憶しています。

もう、完全に、心が壊れていました。

ありとあらゆる本を読み漁る日々

不登校という現実を、最初は受け入れらなかった家族。けれど、時間はどんどん過ぎていき、受け入れるしかない状況になった。

時の流れが少し落ち着いたあるとき。

この生きづらさをどうにかしたい。

そう思った私は図書館に行って、人生観や、なぜ人は生きるのか、スピリチュアルに関する、あらゆる本を読み漁りました。

人生相談の本をたくさん読んで、ああ、結婚って辛いものなんだ。生きづらさを抱えている人はわたしだけじゃない。

そんなことが分かりました。

そして、私の視野を広げる、ある節を見つけたのです。

違う角度で見てみれば、たくさんのことが理解できた

ある節とは、コップを見た角度のこと。

コップを真横から見れば、四角い長方形にしか見えません。でも、真上から見れば、円形です。

本来、人が見る角度はとても狭いもの。けれど、たくさんの角度から見て、初めてコップの全体像が見えるのです。

このようなことが書かれていました。そして、こんなことも。

どんなにつらい状況を与えられても、その状況にありがとうと言ってみてください。許してみてください。

これを読んで、わたしは色々な立場の人を想像してみようと思いました。

母の立場を当時必死になって想像

母のことを考えてみました。

結婚して、地元を離れて、専業主婦として、子どもを3人産み、家事と育児を全て1人でこなす日々。毎日がその繰り返し。

父は仕事人間で、平日に父を見たことは滅多にありません。 休日は休日とて、父は息抜きと称して、1人で遊びに行く、そんな人。

当然、育児を手伝うなんてことは一度もなく(オムツ替えすらやらなかった)、母は1人で何もかもこなせばならなかった。体調が悪い時でも、心が悲しくてつらかった日でも。

実家は遠く、頼れる人もいなかった母。

こんな状況では、ヒステリックに子どもに当たり散らすことになることも、仕方のないことでしょう。そんな状況の中、料理や洗濯、家事など必死に育ててもらったこと、本当に感謝しています。

もし私が同じ状況だったら、母よりも、もっとひどいことを子供にしていたかと思います。それこそ、ニュースに出てくるようなことを…。

お母さんも愛されたくてもがいていたんだ

そして、普段はヒステリックで怒る母の、本当の心の奥底も、のぞいて見ることにしました。

そうしたら。

たった1人で、ずっとずっと不安で不安で、寂しかったんだろう母が、そこにいました。

お母さんも1人で泣いていたんだ。つらかったんだ。愛されたかったんだ。

そんなことをしみじみと感じることができました。

それから、固く閉じていたわたしの心が少しずつほぐれていったのです。

完全ではないけれど、許すことが出来るようになった

そういう認識ができるようになってから、私は次第に母を許すことができるようになりました。

もちろん、完全ではありません。今でも、ずっとグチグチ言われると、嫌気がさすときもありますし。

けれども、以前の、恨んで恨んで、憎んで憎んで、どうしようもない、あの時とは違います。

許すことができるようになったことで、母の心の奥底を見ることができたことで、私の心のしこりは確実に小さいものになっていったのです。

私が思いやりのない人間だったからこそ、神さまが与えたギフトなんだと思う

なぜ、わたしが母との間に確執を持つ出来事が起きてしまったのか。

きっと、それは、他者の思いやりが持てるように、神さまがわたしにくれたギフトだったのだと感じるのです。

わたしのような人間では、こんな出来事がない限り、思いやりを持つ大切さが分からなかったのでしょう。実際に、わたしはこの出来事がきっかけで、さまざまなことを考えました。あらゆる本を読んできました。

そのおかげで、少しずつでも、人の気持ちが分かるようにもなってきたのです。

あの時に受けた傷は今でも時々痛みます。感情の節目節目にそれが顔を出します。

けれども、人の気持ちが分かったことで、前を踏み出して進むことができました。

だから、ありがとうって言いたい。お母さん、大きくなるまで育ててくれて、ありがとう。

さいごに

あれから私も30代。これまで幾度となく、母と言い合ってきましたが、
今では母も私の気持ちをわかってくれて、以前よりは悪口をいうことは少なくなりました。

つらいときに、感謝するなんて、難しいことだとは思います。

けれども、自分の心を軽くするために、人を許すことができたなら。

心は少しずつ軽く、柔らかく、受けてきた傷の痛みも少しは癒えると思えるのです。

どうかつらい思いをずっと抱えずに、吐き出してみてください。

母との関係でずっと悩んできた私でよければ、少しはお話が聞けるかもしれない。つらいときは頼ってきてくださいね。

長い文を読んでくださって、ありがとうございました。

2 件のコメント

  • たまひろさま

    はじめまして。
    記事を読ませていただきました。
    勇気を出して書いていただいたこと、心より感謝します。
    そして少しずつお母様を許し、受け入れていかれるご様子に
    感銘を受けました。

    私も母との確執があるアラフィフの主婦です。
    母子家庭だったので少々環境は違いますが、
    未だに解決できずに悩んでいる1人です。
    完璧なおりこうさんとして育ってしまったため
    うまく発散することができず、結果として
    大人になってから歪んでしまいました。
    昨日、保健センターや包括ケアの方々に相談し、
    今後の母との付き合い方をアドバイスいただいたところです。
    私が非難されるかもしれない、と不安を抱いていましたが
    むしろ同情され、解決のヒントもいただけました。
    だいぶ、肩の荷が下りました。
    社会的に公平な目で見ていただいた上で、
    的確なサポートを受けていいのですね。
    もっと早く相談していればよかったです。
    これをどう母に伝えるかが課題ですが、
    1歩前に進めたことがとても嬉しいです。

    たまひろさまも、体調にお気をつけてお過ごしください。
    ありがとうございました。

    • ぴゃーおさま
      コメントいただいてありがとうございます。私が悩んできたことが誰かのお役に立てばと思い、公開させてもらった記事でした。ぴゃーおさまの何かしらお力になれたのであれば、これ以上嬉しいことはございません。

      ぴゃーおさまも今までにたくさん辛い思いをされてきたんですね。母子家庭で、お母様に心配をかけないように配慮されてこられて、我慢を積み重ねてきてしまったのでしょうか。歪んできてしまうこと、そのつらさ、よく分かります。

      周りの方に相談されて、少し肩の荷が下りたようで、本当によかったです。
      お母様に伝えることがおありのようですが、つらければムリされないようにしてくださいね。

      まずはご自分を大切にして、ゆっくりのんびりが一番です。

      ぴゃーおさまにとって一番良い方向に進んでいけることを願っております。

      また何かありましたら、いつでもコメントくださいませ。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    30代・1児のワーキングママ。 同年代の主人、もうすぐ2歳になる息子の3人暮らし。 お金・時間・仕事から自由になって、家族でしあわせなライフスタイルを送る!と決めて、たまひろライフを運営しています。 相当の人見知り。趣味は読書とパソコン。